2016年7月16日土曜日

さて、どっちを選びますか?フリー、シェア、ドギーバッグそして決断。



フリー、シェア、ドギーバッグ・・・これこそがアメリカの文化ではないかと思います。

フリー」、「シェア」は、それぞれIT社会を背景にビジネスのあり方のチェンジを説いた書籍として世界的なベストセラーになりました。

フリーつまりただのもの、シェア分け合うこと。
この気前良さこそアメリカが大事にしてきたことではないでしょうか。



くれるならなんでももらってしまう。あげる人ももらう人も対等で遠慮しない。
ハリウッドの名優ジョン・ウェインが乗っていた車について本人に「素敵な車ですね」と言ったら車をくれたという話さえある。サンキュー・カーの伝説です(笑)
エルヴィス・プレスリーに至っては、なんでもあげすぎて破産寸前までに至ったという。

さらに成人男子でさえ平らげるのが困難と思われそうな皿いっぱいの料理。それを老婦人が注文する。果たして食べられるのかと心配するけど、心配無用。ちゃんとドギーバッグが用意されています。

日本で営業している「ハードロックカフェ」は、自分にとっては実家のキッチンのような気がするアットホームなレストランで「みのるちゃん、元気?」と親しく声をかけてくれる。「友だちや」とサーバーさん。

ステーキを食べたらもう一枚ステーキプレゼントなんてこともやってのける。食べられないから持って帰ると言ってもイヤな顔をしないのは、本国(イギリス)譲りの気前良さ。おしゃれに美しいドギーバッグを用意してくれます。

フリー、シェア、ドギーバッグ・・・これにもうひとつ。アメリカらしい文化が加わります。それが「自分の選択」つまり「決断」です。

肉の焼き方からドレッシングはなにとテーブルの隅から隅まで聞かれる。

スターバックスはその最たる例でカスタマイズが売り物になっています。
ミルクは牛乳か、無脂肪か、豆乳か・・・といった按排です。

アメリカのレストランでは、定食もコース料理にもぶつからない。
何を食べて、何を飲むかは、自分の選択に委ねられています。お仕着せの料理なんてない。これに反して我が国はどうかというと、定食、コース料理の花盛りで、一部を変えてほしいとお願いしても、できませんと断られることも少なくない。

食べ物だけではないスーパーに行けば「紙袋か、ポリ袋か?」と聞かれる。

アメリカでは、選択と決断を子ども頃から繰り返して大人になっていく。
そういうふうにして育った人間と「どちらでも」と言って育った人間では、違いが出るのは自明の理です。

決めずにいたら、こう言われる。
「よろしいですか?決めるのはあなたであって、食べるのはあなたなんですよ。わたしじゃないんですよ」

ここまで言われると「人間失格」の烙印を押されたのと変わらない。しかしこれにはまだまだ先があり裏があります。

「決めないあなたは私とシェアしないんですか?(Win-Winの関係を築けないのか)」と言われているのと変わらない。

ファストフードと違い、由緒あるレストランほど、選択肢が多い。それだけ個人を尊重するということに他ならない。併せてチップも必要になる。平均15%のチップを貰えるように、最高のサービスに全力を尽くす。そこには互いの尊重があり、民主主義の原点があります。

いくらのチップを払うか、客はいくつもの決断を繰り返した後に、最後の決断をする。その決断を促すホスピタリティーの力はウエイターの手にある。

なんとも痛快ではないですか。


毎日、無意識に決断を繰り返して老いていく人生と、「どっちでも」と言いながら老いていく人生。

さて、どっちを選びますか?






やる気のでる180〜120cmデスク専門通販ショップMARTONE






http://shop.moshimo.com/fax/0001663089.html

http://shop.moshimo.com/bed_1/0001315366.html

さらに



2016年7月5日火曜日

愛しのクレメンタイン

荒野の決闘

『愛しのクレメンタイン』
大きな洞窟 深い谷間
鉱脈を探して掘り続ける
そこに住んでる山師 
フォーティーナイナーと娘のクレメンタイン
愛しい、愛しい
おお僕の 愛しのクレメンタイン
お前はいなくなった 
もう戻らない
なんという悲しみ 
クレメンタイン
光だったよ、あの娘は 
まるで妖精みたいだった
26センチの靴を履いていた
蓋のないニシン箱がサンダル代わり
愛しのクレメンタインは軽く 
妖精みたいに歩いてた 
時々弾むよう 
軽やかに跳ね飛んでかわいい女の子 
僕のクレメンタイン
あの娘は子ガモを海辺へ追い立てた 
いつも朝の 9時には
流木に蹴つまづいて
落ちたところは泡立つ海
ルビーの唇 海の上
細かい泡を見たけど
僕はまったく泳げない 
見殺しさ 僕のクレメンタイン
愛しい、愛しい
おお僕の 愛しのクレメンタイン
お前はいなくなった 
もう戻らない
ほんとうにごめんね 
クレメンタイン
谷間にほど近い教会の墓地 
そこには花が咲き
ケシに混じるバラの肥料になった
クレメンタイン
愛しい、愛しい
おお僕の 愛しのクレメンタイン
もしかしたら助けられたかもしれないのに 
僕のクレメンタイン
夢の中に あの娘が出てきてうなされる
愛しい、愛しい
おお僕の 愛しのクレメンタイン


この時代の音楽が好き。
なぜか日本では「雪山賛歌」として有名な山男の歌。
日本では「荒野の決闘」という題名の映画ですが、
原題が「My Darling Clementaine(愛しのクレメンタイン)」で、その主題歌(民謡)

巨匠ジョン・フォード監督が実話を題材にした1946年のアメリカ映画。
60〜70年代にも繰り返しリバイバル公開されていた名画。
ビデオが普及してから古い映画の大半は劇場公開されなくなりましたね。
それでも劇場で公開されているものもありますが、名作中の名作の証明ですかね。

原爆実験が2回行われたことで有名なモニュメントバレーを背景に清楚で美しいクレメンタインが立っている姿は素敵な違和感があります。
監督はなにを伝えたかったのか、アメリカでは学問レベルで論じられているそうです。じっくりディレクターカット版を見直したい映画です。

キネマ旬報オールタイムベストテン西部劇部門で第一位に選ばれています。
http://www.amazon.co.jp/…/obidos/ASIN/B00…/genkipollitan-22/

1.荒野の決闘
2.ワイルドバンチ
3.リオ・ブラボー
4.明日に向って撃て! 
5.真昼の決闘
6.駅馬車、シェーン、許されざる者('92)
9.赤い河、捜索者
11.ウィンチェスター銃'73、砂漠の流れ者、ヴェラクルス