昭和33年~34年(1958年~1959年)にテレビ放映された月光仮面。
川内康範 脚本の時代劇の番組スポンサーだった武田薬品の降板をなんとか食 い止めようとして、急遽企画されたのが始まりで、桑田次郎絵によ る漫画化、テレビ化、映画化の順で日本に於けるテレビ初の子ども 向けヒーロー映画として空前絶後のブームとなった。局は当初東映 に制作を依頼したがコストが合わず相手にされず、結局 KRテレビ(現・TBSテレビ)と宣弘社が制作、東映は劇場版を 制作し全国公開した。
まだテレビが普及していなかった時期の作品だったので、絶対数で は劇場版で実写を見た子どもが多く、テレビ版を見たのはシリーズ 途中からのファンが多い。
まだテレビが普及していなかった時期の作品だったので、絶対数で
【感受性の強い子どもにとって、メンコ で見ると劇場版とテレビ版の違いは一目で判断がついた。】いまも 思い入れが人によって違う。劇場版で列車を追い越すシーンはいま みてもカッコいい。
月光仮面の発想は忍者をオートバイに乗せたイメージから成り立ち 薬師如来の脇に侍する月光菩薩から得られた。善玉悪玉共に覆面を していたのは役者を使わずに撮影できるという苦肉の策だったが、 風呂敷とタオルで走り回る子どもたちには知ったことではなく、や がて高度成長期の日本を牽引した。
月光仮面の発想は忍者をオートバイに乗せたイメージから成り立ち
- 第1部 どくろ仮面篇 全71回(1話のみ30分、2話以降10分の帯放送だったため)
- 第2部 バラダイ王国の秘宝 全21回
- 第3部 マンモス・コング 全11回
- 第4部 幽霊党の逆襲 全13回
- 第5部 その復讐に手を出すな 全14回
平均視聴率は40%、最高視聴率は67.8%(東京地区)を記録。『月光仮面は誰でしょう』のレコードは当時の子ども向け楽曲としては異例の10万枚以上を売り上げる大ヒットとなった。
しかしこの空前の大ヒット作は、月光仮面の真似をした子ども達の事故が相次ぎ原作者の川内康範氏が訴訟されるに至って、放送打ち切りに追い込まれた。
しかしこの空前の大ヒット作は、月光仮面の真似をした子ども達の事故が相次ぎ原作者の川内康範氏が訴訟されるに至って、放送打ち切りに追い込まれた。
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