映画を見る理由を考えてみました。
最近見た途方もなく素晴らしいいくつかの映画。たとえば「フィッシャー・キング 」(アメリカ)「屋根裏のマリアたち」(フランス)を通して思ったことは、映画を見ることで選択肢が広がることです。
そういうと映画特有のメルヘンチックなもので現実的な選択肢ではないという意見が聞こえてきそうです。他者の声を聞くまでもなく自分の中から聞こえてきそうですが、実はそれが間違いで、映画の中にこそ真実があるからです。
思わず拍手したくなる感動とは、そういうことなのです。私たちは自分の思いは、思い通りにならないものとして我慢することを学びます。
それはとっても重要なことのひとつですが、それと引換に不快な現実を受け入れることに慣れているだけなのです。
私たちの間違いの多くは真実から目を背けることにあるのです。優れた映画はそれを正してくれます。
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