2011年7月21日木曜日

グリーン・ホーネット



代表的なアメコミのひとつ「グリーン・ホーネット」の映画版に、「結果の出ない努力は意味がない」というセリフが繰り返し登場する。おバカ映画だけど、大事なことをメッセージしてくるね。

働き方には2つのポリシーがあり、結果主義と努力を評価する。成果主義は結果を出すことをモットーとする。成果主義がなかなか日本になじめないのは理解不足と伝統的な考え方が影響している。

結果を出せない努力に全く意味がないとは思えない。しかし改善するべきことはたくさん潜んでいる。目的、目標をどう考えているのか、再検証したほうがいい。

たとえば恋愛。人を好きになるとき、理由もなければ、時も場所も選ばない。一瞬の出来事である場合も少なくない。こんなとき、目的は?目標は?と訊かれても、「結婚したい」「交際したい」と明確な答えが出ることもない。だからと言ってそのままズルズル好きというだけでは、時間が過ぎていくだけでもったいない。

ズルズルの中で気持ちも好きという気持ちも固まり、恋しい気持ちは高ぶる。しかし目標のない行動は、ただ気を紛らわせているのと変わらない。漂流暮らしだ。これではいけないと限界に達するまで行動は起こらない。誤解されないように言っておくが、十分に考えずに行動することを奨めるわけではない。

目的と目標が曖昧なまま、気持ちだけが高じると「感情的な行動」に陥りやすい。
感情を大切にすることと「感情的な行動」は真逆の行動だ。感情を大切にして目的にしていたら、自分が何を求めているのかはっきりと明確になる。温もりのある人間関係を築くことが目的で、それを実現するために「あの人」という固有の相手との交際が目標になる。

 人はひとりひとり違うから、実際には目的も目標も想像以上にいろんなものがある。事実は小説よりも奇なりだ。それでも目標がはっきりしたら、自分がどういう態度、行動で接するのがいいか、具体的なイメージができる。互いに自分と相手を尊重するというごく当たり前のスタート地点に立てる。目的と目標が曖昧なまま、「好き」だけが疾走したらどうなるか、結果は明白だ。分らなかった荒れ狂う台風に氾濫する河川や海の映像を見たらいい。

私たちは、感情のために生きている。自分をどうしたいのか。感情を目的に据えて、行動を目標に置くのだ。原因があって結果になる。目的と目標に対する行動が原因になる。夢を実現しよう。



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