2014年8月4日月曜日

都市の小型化(コンパクトシティ)


国内新車販売 2020年に20%近く減の予測 

NHK 8月3日 11時11分 

国内で販売される新車の台数は、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年には、少子高齢化の影響などで昨年度の実績より20%近く減少するという予測を業界団体がまとめました。

自動車販売店で作る業界団体「日本自動車販売協会連合会」がこのほどまとめた予測によりますと、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる6年後の2020年に国内で販売される新車の台数は、460万台で、昨年度の販売台数から19.2%減少するとしています。

この理由として業界団体は、オリンピックの開催による経済効果は期待できるものの、少子高齢化が進んで国内市場が縮小することや、都市の小型化が進み、車を保有する都市の住民が減ることを挙げています。

日本の自動車メーカー各社は、いまのところ国内での生産体制を維持する方針を示していますが、自動車の販売が大幅に減った場合、工場の縮小なども懸念されています。

業界団体は「少子高齢化が進むなか、高齢者が引き続き運転できるように支援するサービスや、環境対応車への助成の充実などを通じて、車の購入を促す取り組みをしていくことが重要だ」と話しています。






都市の小型化


さてここで出てくる「都市の小型化」

これは高齢化が進みにつれて、大型スーパーより近くのコンビニ。コンビニと大型スーパーの中間に位置するたとえばマックスバリューのような食品中心のスーパーが主になるように、多くの施設がコンパクト化するという意味でしょう。

この動きは日本国内だけではありません。ウォルマートなども積極的に展開していますが、労働集約化型サービスになるので、コストアップが避けられず懸念の声もあがっています。

ウォルマートの変身
ウォルマーの悪い評判

それだけではありません。オフィスビルも小規模化しています。
特別目的会社や投資法人などに売却された流動化目的のオフィスビルについて、延べ床面積の規模ごとに件数の割合を集計したところ、延べ床5000m2未満のビルの取引が年々、増加していることが調査で判明しています。

このクラスの規模のビルの割合は、2000年度の11%から2002年度~2003年度には30%台に高まりましたが、2005年度調査では49%と、流動化オフィスビルの取引の約半数を占めるまでになったのです。一方、延べ床面積1万m2以上のビルの割合は減少傾向にあり、2005年度は21%にとどまっています。

レポートでは、上場企業などが公表した土地や建物の売却事例について、延べ床面積や売却価格、売却件数などを分析している。2005年度のオフィスビルの売却件数は314件、売却価格の総額は1兆9100億円だった。分析結果は、みずほ信託銀行が顧客向けに発行する「不動産トピックス」の6月号に掲載されています。

都市の小型化・コンパクトシティのことならこの一冊▼





【関連書籍】



書籍名
著者名、編者名
発行年
発行
コンパクトシティの計画とデザイン 海道清信 2007 学芸出版社
日本版コンパクトシティ
地域循環型都市の構築
鈴木浩 2007 学陽書房
コンパクトなまちづくり (財)都市計画協会 2007 ぎょうせい
コンパクトなまちづくりの時代
人口減少高齢社会における都市のあり方
(財)
東北産業活性化センター
2006 日本地域社会研究所
コンパクトシティ -青森市の挑戦- 山本恭逸 2006 ぎょうせい
鉄道でまちづくり
-豊かな公共領域がつくる賑わい-
北村隆一 2004 学芸出版社
地方都市再生のための 中心市街地活性化
〈導入機能・施設〉事典
新たな都市空間需要検討会
執筆チーム
2004 学芸出版社
歩いて暮らせる街づくりテクニカルガイド 国土交通省 
都市・地域整備局
都市総合事業推進室
2003 ぎょうせい
中心市街地再生と持続可能なまちづくり 中出文平、地方都市研究会 2003 学芸出版社
明日の都市交通政策 杉山雅洋、国久荘太郎
浅野光行、苦瀬博仁
2003 成文堂
都市・農村の新しい土地利用戦略
変貌した線引き制度の可能性を探る
NPO法人
日本都市計画家協会
2003 学芸出版社
サステイナブルシティ 
EUの地域・環境戦略
岡部明子 2003 学芸出版社
都市 この小さな惑星の リチャード・ロジャース 2002 鹿島出版社
都市居住 都市再生への魅力づくり インターシティ研究会 2002 学芸出版社
ひと中心の都心 LRTさっぽろ 2002 109pp
交通まちづくりの時代 
魅力的な公共交通創造と都市再生戦略
市川嘉一 2002 ぎょうせい
まちづくり・都市計画なんでも質問室 柳沢厚・野口和雄 2002 ぎょうせい
地方都市再生への戦略
-コンパクトシティーを目指して-
日経産業消費研究所 2002 日本経済新聞社
日経産業消費研究所
市民のためのまちづくりガイド 佐谷和江・須永和久
日置雅晴・山口邦雄
2000 学芸出版社
英国の中心市街地活性化
~タウンセンターマネンジメントの活用~
横森豊雄 2001 同文舘出版
変わる商店街 中沢孝夫 2001 岩波書店
コンパクトシティー
持続可能な社会の都市像を求めて
海道清信 2001 学芸出版社
何をめざして生きるんや 延藤安弘 2001 プレジデント社
日本の都市法・ 構造と展開 原田純孝 2001 東京大学出版会
日本の都市法・ 諸相と動態 原田純孝 2001 東京大学出版会
コンパクトシティー
持続可能な都市形態を求めて
マイク・ジェンクス
エリザベス・バートン
カティ・ウイリアムス編著
2000 阪神大震災復興
市民まちづくり支援
ネットワーク発行
コンパクトな都市づくりを目指して
~東北地方におけるコンパクトシティ~
街なか居住研究会 2000 建設省東北地方建設局
じいさん・ばあさんが町をおこした 上田昌弘 2000 近代文芸社
都市はどこへいくのか 五十嵐敬喜 2000 建築資料研究社
アメリカの住宅地
―ガーデンシティからサスティナブル・コミュニティへ
戸谷英世
成瀬大治
1999 学芸出版社
コンパクトシティ構想
―持続可能な都市づくり、地域発意のまちづくり
神戸市 1999 復興・活性化推進懇話会
自転車とまちづくり
~駐輪対策・エコロジー・商店街活性化~
渡辺千賀恵 1999 学芸出版社
スーパーおやじの痛快まちづくり 早稲田商店会会長
安井潤一郎
1999 講談社
都市のリ・デザイン 鳴海邦碩 1999 学芸出版社
日本の近代10・都市へ 鈴木博之 1999 中央公論新社
人と街を大切にするドイツのまちづくり 春日井道彦 1999 学芸出版社
まちづくりの実践 田村明 1999 岩波書店
路面電車とまちづくり RACDA 1999 学芸出版社
新時代の都市計画1
・分権社会と都市計画
小林重敬編著 1998 ぎょうせい
土地利用計画とまちづくり
~規制・誘導から計画協議へ~
水口俊典 1997 学芸出版社
サスティナブル・コミュニティ 川村健一
小門裕幸
1996 学芸出版社
都市の快適住居学
~「借り住まい」の楽しみ~
宮脇檀 1996 PHP研究所
環境都市のデザイン 旧建設省 1994 ぎょうせい
現代の都市法
~ドイツ・フランス・イギリス・アメリカ
原田純孝・広渡清吾・
吉田克己・戒能通厚・
渡辺俊一 編
1993 東京大学出版会
都市計画
~利権の構図を超えて~
五十嵐敬喜・小川明雄著 1993 岩波書店
都市再生 ロバータ・B・グラッツ著
富田靱彦・宮路真知子訳
林泰義監
1993 昌文社
都市開発を考える
―アメリカと日本―
大野輝之
レイコ・ハベ・エバンス著
1992 岩波書店
まちづくりの哲学 アーク都市塾企画
戸沼幸市編著
1991 彰国社
「まち育て」を育む
~対話と協働のデザイン~
延藤安弘   東京大学出版会

「都市の小型化」について、現在、調査を継続中です。













0 件のコメント:

コメントを投稿